【36】イエローストーン国立公園(Yellowstone National Park):マンモス・ホット・スプリングス(Mammoth Hot Springs)のトラバーチン(travertine)・石灰華段(Terraces)「その1」:2012年6月18日(月)、9日目(2)


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写真をクリックすると、別窓で写真が大きく開きます。

前回は、早朝、公園内の宿「マンモスホテル」(Mammoth Hotel)を散策したところで終わった。

【今日の計画】
●イエローストーン国立公園(ワイオミング州) の北部にある公園内の宿「マンモスホテル」(Mammoth Hotel、標高1902メートル)の230号室に滞在している。今夜もここに連泊する。
●早朝、マンモス・ホテル(Mammoth Hotel)周辺の散策。
●午前、ホテルから歩いてマンモス・ホット・スプリングス(Mammoth Hot Springs)のトラバーチン・石灰華段を見学に行く。
●昼間、暑いのでホテルの部屋で昼寝。
●夕方、イエローストーン国立公園の北部地域であるタワールーズベルト(Tower-Roosevelt)とラマー渓谷(Lamar Valley)をドライブし、ウンが良ければ野生動物を見る。

【地図】
マンモス・ホット・スプリング・テラス(Mammoth Hot Spring Terraces)。(出典:元地図は対話式 Mammoth Hot Spring Terraces Online Tour Interactive Map – Yellowstone National Park)。
赤丸は、宿泊しているマンモス・ホテル、今回の記事に書いた2つの地点。地図中央の黄色い線が徒歩で散策するコース。黒い実線は車道。
MAMHOTTR[2]

【今日の天候】
朝から天気がいい。1日、晴れていた。午後は少し風が強くなった。

【今日の行動】

 【マンモス・ホット・スプリングス(Mammoth Hot Springs)のトラバーチン・石灰華段】

マンモス・ホット・スプリングス(Mammoth Hot Springs)には、石灰液が流れて、美しい石灰の沈殿岩ができた石灰華段(せっかいかだん)が観光のハイライトである。温泉、鉱泉、あるいは地下水からできた石灰の沈殿岩のことを、トラバーチン(英:travertine)と呼ぶ。

石灰華段をDavid.Monniaux氏の2006年10月30日 (月)の写真で見てみよう。写真をクリックすると2段階に拡大する。サイズは、2,490 × 1,833 ピクセル、ファイルサイズ: 910キロバイトである。(出典http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/45/Yellowstone_p1100309_rotated.jpg
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さて、こんな石灰華段が見られるのだろうか?

9:00開始のレンジャーガイドのトレイル散策「ホット・スプリング・テラス散策(Hot Spring Terraces Walk)」に参加することにした。参加無料である。これは、イエローストーン国立公園の南入口で入るときに係員がくれた資料の1つ「レンジャープログラム(Ranger programs)」に載っていた。

「ホット・スプリング・テラス散策(Hot Spring Terraces Walk)」は、毎日行なわれている。リバティー・キャップ(Liberty Cap)集合で1時間半のコースだ。

早朝歩いたときは気がつかなかったが、リバティー・キャップ(Liberty Cap)に向かう途中、車道の真中に標識(黄色と赤)が立ててある。なにかと思ったら「歩行者に停止(Stop for pedestrian)」とある。横断舗装の白線が薄くなったのを、この立札でカバーしているようだ。安価な代用品?
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近くの草むらで小動物発見! リスでした。
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リバティー・キャップ(Liberty Cap)は写真で見ると大きく見えないが、高さ11メートルの岩で、相当大きい。道路沿いにある。リバティー・キャップは、人が帽子をかぶっている、と見えなくもない。
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周囲は柵こそないが立ち入り禁止である。

宿から歩いて5分だが、20分前に宿を出た。リバティー・キャップの前に来ても人がいない。まだ15分ほど時間があるので、周りの風景の写真を撮る。

こちらに歩いてくるカップル。
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リバティー・キャップ(Liberty Cap)を横から見る。
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上の看板を正面から撮る。右側の木道を進めば良いのだろう。後ろの黄色の岩は石灰華段の一部だ。
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看板はトレイルのコースが書いてある。拡大しよう。
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遠くの草むらのピクニックベンチの向こうに動くもの発見! 動くもの、つまり、動物です。エルクのようです。ここは、マンモス・ホット・スプリングス(Mammoth Hot Springs)の中心に広がる小さな草原です。アレ、左側に写っている女性、制服姿から推察してレンジャーです。「ホット・スプリング・テラス散策(Hot Spring Terraces Walk)」の実際の集合場所は、リバティー・キャップ(Liberty Cap)ではなくて、リバティー・キャップ(Liberty Cap)に面した道路を渡った向こう側だった。そこに、制服姿のレンジャーがいるし、観光客も数人いた。
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制服姿のレンジャーの右に見えた動物は、エルクのようですが、遠くて、動物がよくわかりません。
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望遠カメラで、パチリ。メスのエルクでした。
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「ホット・スプリング・テラス散策(Hot Spring Terraces Walk)」の参加者は20人だった。例によって、家族づれ、カップル、老若男女の混合体である。ガイド(制服姿のレンジャー)は、30前後の女性・キャロリン・フォークト(Carolyn Voigt)さんだった。

出発する。

トレイルは禁煙、禁自転車、禁ペットである。禁酒の表示はないけど、酒盛りしている人はいませんでした。そういえば、アメリカでは、表示がなくても、禁酒でしたね。
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この木道を歩いて行く。
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1時間半のコースだが、山の麓から頂上に向かって歩く。コースの途中に何度か止まり、レンジャーの説明を聞く。

最初は何でも撮る。
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最初の説明地点。ガイドの30前後の女性・キャロリン・フォークト(Carolyn Voigt)さん。
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ここの石灰華段は、美しい。David.Monniaux氏の2006年10月30日 (月)の写真と比較して、どちらが美しい? ほぼ同じ地点から撮った感じです。マサケイの方が茶黄色が増している。
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パレット・スプリング(Palette Spring)です。Palette=「(画家が使う)パレット、絵の具板、絵の具」。つまり、絵の具板の泉。
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「生きている色(Living Color)」
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最初に引用したDavid.Monniaux氏の2006年10月30日 (月)の写真と同じ石灰華段はここでしょうかね。ただし、色が違う。どちらがウツクシイ? 拡大してみると、美しさが倍増する。空が青い。石灰華段の黄色、白、灰色がとても繊細である。写真では動きが撮れないが、表面に石灰液がゆっくり静かに流れている。
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石灰液が流れ、黄色の縞模様を作る。繊細である。
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石灰液が流れてこない部分の石灰華段は汚い。ある日突然、石灰液が流れる方向が変わって、流れてこなくな。そう、石灰華段は、変化してないようで、刻々と、変化している。
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石灰華段の構造と色彩(白、黄、茶、灰など)が複雑かつ繊細でとても美しい。石灰液は音もなく静かに流れ、空の青さとのコントラストもいい。
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最初に美しい石灰華段の写真を出したが、いつも美しい石灰華段のそばを歩くわけではない。ツアーは、木道の上をポコポコ歩き、石灰華段のところで止まる。
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途中止まり、レンジャーの説明を聞く。ここは石灰華段がありませんでした。参加者の服装はカラフルです。
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【動画】レンジャープログラム(Ranger programs)」の「ホット・スプリング・テラス散策(Hot Spring Terraces Walk)」

レンジャーガイドのトレイル散策「ホット・スプリング・テラス散策(Hot Spring Terraces Walk)」は写真がたくさんあるので、一度、ここで締める。続きは、「その2」をご覧ください。

ご覧くださって、ありがとうございました。

本日が幸せに満ちた1日でありますよう。
今日も笑顔で!


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