【30】グランドティートン国立公園(Grand Teton National Park):車の修理 → イエローストーン国立公園(Yellowstone National Park):南入口(South Gate)、風に乗る(Riding the Wind)、ルイス滝(Lewis Falls):2012年6月17日(日)、8日目(1)


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今日は、グランドティートン国立公園に3日間滞在の3日目である。しかし、昨晩、車が不調だった。どうしよう。

【今日の計画】

車の修理が最優先であるが、昨日の昼間までは以下の予定だった。

今日は本来、グランドティートン国立公園からイエローストーン国立公園への移動日である。イエローストーン国立公園へは1時間半で着くし、今夜のホテル(イエローストーン国立公園のマンモスホテル)はさらに1時間半と楽勝だ。イエローストーン国立公園には5泊するので、グランドティートン国立公園のまだ見てないところを見てから行こうと昨日の昼間は考えていた。1つは、ティートンパークロードへ入って直ぐのシグナルマウンテンである。もう1つは、ジェニーレイクで湖を船で渡り、向こう岸で散策し、再び船で帰ってくるコースである。その後、イエローストーン国立公園にいこうと予定した。

ジェニーレイクには以下の記述がある。
武ちゃんの旅行記」から引用。

「15分間隔で運転していると言うことであったが1台のボートで片道10分かかる行程で15分間隔は最盛期のことで30分間隔が良いところではないかと思った。ボートで対岸へわたってヒドゥンフォールの道と分かれて湖沿いの道を今来たジェニーレイクの船着き場に向かって歩き始める。ところが道は直ぐに登りになり轟音が聞こえてくる。少し上がってみて気が付いたのであるが道の左手を流れている川の水量がこのところの雨で水かさが増して上の橋のところで滝となり凄まじい音と共にものすごい流れとなって濁流泡をかむといった風景で流れ落ちていた。橋を渡る際に短い橋でしっかりもしているようであったが真ん中で立ち止まるのが躊躇するほどの勢いの増水であった。
ここをわたると道は再び湖岸の道となり道はしっかりとしているがこれも雨の所為か湖の水位が上がって途中水に浸かっているところもあり結構スリルがあった。この道は道の両側に野草がありまだはやくて芽吹いたばかりのものが大部分であったが中にはもうすでに花を咲かせているものもあり6月下旬頃にくれば素晴らしいと思う。」

そして、今日は、6月17日で「6月下旬頃」に近い。さぞ、野草がきれいだろう。

A:グランドティートン国立公園の宿:Jackson Lake Lodge。
B:イエローストーン国立公園オールドフェイスフル。地図では101 km – 約 1 時間 29 分。
C:イエローストーン国立公園の宿:マンモスホテル(Mammoth Hotel)。地図では、B地点から、83.0 km – 約 1 時間 24 分。
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【今日の天候】
朝から天気がいい。1日、晴れていた。

【今日の行動】
朝、車でジェニーレイクに行き、湖を船で渡り、向こう岸で散策し、再び船で帰ってくる。その後、イエローストーン国立公園にいこうと予定していた。ジェニーレイクの「武ちゃんの旅行記」の記述によれば、「6月下旬頃」に近い今日・6月17日は、さぞ、野草がきれいだろう。

しかし、なんということか、昨晩、車のエンジンがかからなかった。まず、車を修理しないと、旅行全体がメチャクチャになる。車を修理をし、シグナルマウンテンとジェニーレイクはヤメて、宿を予約してあるイエローストーン国立公園のマンモスに行くことにした。

 【車の修理】

Jackson Lake Lodge359室。朝7:08起床。

昨晩、車を出そうとすると、エンジンがかからない。エンジンオイルとバッテリー液が不足と警告ランプが出た。ドライブは車が異常では動けない。修理が最優先である。Jackson Lake Lodgeの敷地内のガソリンスタンド兼サービスステーションの開店時間が朝7:30である。今日は日曜日だけど営業している。昨晩は不安で・・・、どころか、毎朝5時過ぎに起きていたのに、今朝はしっかり寝てしまい、起きたのが7:08である。シャワーを浴びたが、空腹感がない。車をどうするか? 9時過ぎに行動開始した。

ハーツ・レンタカーのトールフリーの1-800-654-3131である。ロッジの室内、再度、電話をするが、昨晩と同じで、9-1-800-654-3131の654の4で変な音がしてかからない。

仕方ない。経費は自分持ちでもいいからJackson Lake Lodgeの敷地内のガソリンスタンド兼サービスステーションに修理を依頼することにした。

係のおじさんは、なかなかいい人だった。「この車は、レンタカーで、私たちは、今日、Jackson Lake Lodgeをチェックアウトし2時間ほど離れたマンモスに行く予定です。ところが、昨晩、エンジンオイルとバッテリー液の警告ランプが出た」と伝えた。すると、「ここでは、バッテリーのチェックはできるが、ここは小さなサービスステーションなので、修理はできない。フルサービスができるジャクソンに戻るかマンモスに行け」という。

「それにまずハーツに電話しろ」とのことだった。「ホテルの部屋から電話がかからないのでこの事務所の電話でかけてくれないか」と伝えると、快く応じてくれた。つながったからと電話機を渡してくれた。知らなかったが、ホテルの部屋からはトールフリーの電話はかからないことが多い。

3分ほど待つと電話がかかり、「Japanese Desk, Please」というと、さらに5分ほども待たされた。日本語のわかる女性が出てきたと思ったら、実は日本語の通訳だという。この女性がとても優秀だった(スミマセン、お名前、忘れました)。もともと自動車の部品や状態を日本語でどう伝えていいのかもわからない上、何をどうしてほしいのか(何をどうしてもらえるのか)もわからない。こちらの要領の得ない日本語の事情説明を、短い的確な英語にして相手に伝えてくれる。素晴らしい。

「Japanese Desk, Please」と言った時に時計を見たが、その時、9:55で、会話が終わったのだ10:07だから、最初に5分待たされたとして、通訳を入れて7分も電話していたことになる。

結局、「バッテリーチェックは25ドルまで、バッテリー交換は100ドルまでハーツが負担する。エンジンオイルの警告はバッテリー警告のためにでたので、バッテリーを修理すれば大丈夫。ガソリンスタンド兼サービスステーションが小さくても、そこでバッテリーチェックをし、必要なら、そして可能なら、バッテリーを交換するように」というのが、ハーツの指示だった。

そのことをガソリンスタンド兼サービスステーションのおじさんに伝えると、エンジンオイルをチェックし、十分に入っていることを確認した。「バッテリーチェックは15ドルかかるがいいか」というので、「お願いします」と伝えると、10㎝ x 20㎝位の機械を持ってきてバッテリーの電極にコードをつなぎ、機械の目盛を回し数値を見ていたが、「異常は見つからない」といった。

それならそれで、よし。「マンモス地域まで2時間のドライブだけど、大丈夫か?」「その簡に警告ランプがつかなかったら再チェックは必要ないか?」と聞いた。おじさんは、「それは、誰にもわかりませ~ん」と極めて正しい回答をした。バッテリーの「異常が見つからない」ことと、「異常がない」ことは違うが、マー、少し安心した。このまま、マンモス地域までドライブすることにした。

おじさんに、ハーツに提出する領収書を切ってもらい、お礼を言って、ガソリンスタンド兼サービスステーションをあとにした。

【イエローストーン国立公園の南入口(South Gate)】

11:00少し前にJackson Lake Lodgeをチェックアウトした。といっても、フロントにカギを返すだけ。領収書はメールで送るとのこと。昨日朝食を食べたときチップをチップ欄に「20%」と書いて、総額を書かなかったので、実際はいくらなのか気になったが、マーいいか。

朝飯は食べていない。11:00にJackson Lake Lodgeを出発したが、まだ空腹感も食欲もない。プロに点検してもらったとはいえ、田舎のプロである。車に警告ランプが点灯したことで、今後何が起こるかわからない。神経が少し高ぶっていたかもしれない。しかし、数10年以上の今までの自分の人生を振り返ってみると、どんなことが起こっても、「心配で夜も寝られない」とか、「心配で食事が喉に通らない」ということはなかったような気がする。悩んでも意味がない。最悪、死ぬだけだし、とにかく、食べて、寝て、それから考え行動しようという生き方だった。

空腹感と食欲がないのは、主に、昨日の朝のバフェでリッチなものを食べたため、胃がやられていることが主な原因のようだ。

11:34にイエローストーン国立公園の南入口(South Gate)に到着。ここで24分休憩。
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すぐに公園ゲートがある。ここで、公園利用料を払うが、マサケイはすでに年間利用パスを持ているので見せるだけだ。情報シートをもらう。
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ゲートを過ぎて車と停め、看板を撮る。ここで、車を停める人はめったにいない。
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振り返ってゲートも撮る。
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【風に乗る(Riding the Wind):川沿いの駐車場】
途中、道路脇に駐車場に車が停まって、人がウロウロしている。こういうときはマサケイも車を停める。案内板は「風に乗る(Riding the Wind)」とある。イエローストーン国立公園の山火事の標識で、ワイオミング州歴史的標識(Wyoming Historical Markers)の1つである。
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川ですね。
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きた道も撮る。どうってことない道路です。
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どうってことない道路脇の駐車場です。
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駐車場と反対の山肌です。倒木と切り株がゴロゴロ。
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【ルイス滝(Lewis Falls)】

また、少し走る。

また、道路脇に駐車場に車が停まって、人がウロウロしている。こういうときはマサケイもまた車を停める。ルイス滝(Lewis Falls)と看板にありました。
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とりあえず見えるのは、川です。こちらの川の方が大きい。
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上流の方向に10メートルも歩くと、水しぶきが見えます。この小さな落差で「滝」です。英語で「Falls」ですから、まあ、水が「落ちる」という意味では、落ちています。
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右下に赤い服の少女がはしゃいでいます。
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林の間に残雪があります。6月17日というのに、結構寒いんですね。
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今回はここでおしまい。
ご覧くださって、ありがとうございました。

【今日の人生訓】

「不安の種になっている事柄が実際に起こる確率はどのくらいだろうか?」
(デール・カーネギー、1888~1955年)

レンタカーが不調だからと、無駄に悩むことはない。世界で、毎日数十万件の車が故障するだろうが、先進国のレンタカーでは、その客の99.9%が平穏に問題を処理できるだろう。

本日が幸せに満ちた1日でありますよう。

今日も笑顔で!


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