【43】イエローストーン国立公園(Yellowstone National Park):石化木(Petrified Tree)、鹿、山の景色:2012年6月18日(月)、9日目(9)


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前回は、夕方、タワールーズベルト(Tower-Roosevelt)で、乗馬ツアーを見たところで終わった。。

【今日の計画】
●イエローストーン国立公園(ワイオミング州) の北部にある公園内の宿「マンモスホテル」(Mammoth Hotel、標高1902メートル)の230号室に滞在している。今夜もここに連泊する。
●早朝、マンモス・ホテル(Mammoth Hotel)周辺の散策。
●午前、ホテルから歩いてマンモス・ホット・スプリングス(Mammoth Hot Springs)のトラバーチン・石灰華段を見学に行く。
●昼間、暑いのでホテルの部屋で昼寝。
●夕方、イエローストーン国立公園の北部地域であるタワールーズベルト(Tower-Roosevelt)とラマー渓谷(Lamar Valley)をドライブし、ウンが良ければ野生動物を見る。

【地図】
ラマー渓谷(Lamar Valley)は、タワールーズベルト(Tower-Roosevelt)の東にある。ホテルからの行程が見やすいように、ホテルからタワールーズベルトまでの地図も張り付けた。
●マンモス(Mammoth)からタワールーズベルト(Tower-Roosevelt)。赤線が車道。(出典:元地図は対話式 Mammoth to Tower-Roosevelt – Yellowstone Road Map)。
MAMTOTWR[1]

●タワールーズベルト(Tower-Roosevelt)から北東出入口(Northeast Entrance)。中央左寄りに ラマー渓谷(Lamar Valley)が黒字(薄い)で書いてある。赤線が車道。(出典:元地図は対話式 Northeast Entrance to Tower-Roosevelt – Yellowstone Road Map)。
NEETOTWR[1]

【今日の天候】
朝から天気がいい。1日、晴れていた。午後は少し風が強くなった。

【今日の行動】

【タワールーズベルト(Tower-Roosevelt)の馬ツアー】

タワールーズベルト(Tower-Roosevelt)で乗馬ツアーを見た。もう遅いので、このまま帰ろう。

【石化木(Petrified Tree)】

タワールーズベルト、ラマー渓谷からマンモスホテルに帰る時、ルーズベルト・ビレッジを少し過ぎると道路の左側に「化石の樹Petrified Tree」の標識があった。1/4マイルだから、400メートルほどだ。夕陽が落ちてきたけど、もうここには来ないだろうから、まあ、行ってみるか。

標識をとおり越してしまい、Uターンしたので、写真では、標識は道路の右側になった。
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石化木(Petrified Tree)は、「珪化木(けいかぼく)」、「植物の化石」とも言われるが、「化石」という訳は違和感が強い。

古代に何らかの原因で土砂等に埋もれた樹木が、膨大な年月をかけ地層からかかる圧力により木の細胞組織の中にケイ素と酸素、水素との化合物であるケイ酸を含有した地下水が入り込むことによって、樹木が原型を変えずに二酸化ケイ素(シリカ)という物質に変化することで、石英や水晶などと同様に固くなり、化石化したものである。(引用:珪化木 – Wikipedia

本線から目的地までの400メートルの途中、たくさんの木が倒れ枯れている。これが、石化木(Petrified Tree)? イエイエ。
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立ち枯れている木もたくさんあった。
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どうして枯れた? どうして倒れた? 枯れたからだ。それなら、どうして倒れない?
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案内に従い、少し走る。行き止まりに駐車場があった。駐車場に車をとめると、「化石木(Petrified Tree)」の説明板があった。フムフム、なるへそ。
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マサケイが来たときは駐車場に誰もいなかったが、車を停めると、あとから別々の2台が車を停めた。オジサンが、トレイルの標識を見ている。つる禿、赤シャツ、「化石木」よりユニークなファッションだ。
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標識の拡大。フムフム、「化石木(Petrified Tree)」と「ロスト・レイク・トレイル(Lost Lake Trail)」。“ロスト・レイク” とは、“失われた湖”という意味だ。ロマンチックな命名ですね。“失われた湖”を発見するなんてナンカ、ワクワクしそうです。トレイル、行きませんでしたけど。
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駐車場から1~2分歩くと、石化木(珪化木)が1本だけあった。周囲は、鉄の柵に囲まれ、厳重に管理されている。これじゃ、よく見えません。
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この辺りの林は、たくさんの木が枯れて倒れていたり、立ったままだったり、独特の景色である。
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なお、数年前に行った「石化木の森国立公園」(アリゾナ州 Petrified Forest National Park (U.S. National Park Service))と比べると、残念ながら格段と見劣りする。見えるのは一本だけだが、本当は別にもあるのだろう。ここは、管理棟がないし、近くに管理者がいない。管理を厳重にしても、どこにあるのかがわかると、盗まれるに違いない。

しかし、ケイ素(シリカ)が木の細胞と反応して石英の結晶を作り、木を石に変えてしまうというから、ミゴトである。それに、できた石化木は美しい。

【鹿】
石化木(Petrified Tree)をあとに、マンモス・ホテルに向けて車を走らせると、コマッタことに、鹿に遭遇した。もう、今日は、帰りたいのに、コマッタ。仕方ないので、車を停め、降りて写真をとる。120618_6789

角があるのもいる。角はオスにしか生えない。鹿の角は春先に抜け落ち、また新しく生えてくる。写真から判断して、若いオスだ。
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ウン、こちらを見ている。
120618_6799-1 鹿

なお、今回の24日間ドライブで、自動車とぶつかって死んだと思われる鹿の死骸を高速道路でしばしば見た。写真を撮っていないが(高速道路で停車するのは危険)、鹿だけで7~10頭ほどの死骸を見た。もちろん、他の動物もいたが、高速道路で死んでいた動物の中で、鹿は最も大きかった。自動車事故で死ぬ全米の鹿は相当な数にのぼるだろう。なんとかならないんだろうか?

【マンモス・ホテル近くの石灰華段と山】
今日の午前中にマンモス・ホテル近くの石灰華段を散策したが、タワールーズベルト(Tower-Roosevelt)とラマー渓谷(Lamar Valley)をドライブした帰り、ホテル近くで、以下の石灰華段を見た。午前中と同じ? 違う? 面倒なので、車を停めず、走行しながら写真をとった。
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山も夕陽に映えてきれいだ。
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今回はここでおしまい。
ご覧くださって、ありがとうございました。

【本日のまとめ】

  1. 観光した場所
    イエローストーン国立公園(ワイオミング州)の各場所
    (1)マンモス・ホット・スプリングス(Mammoth Hot Springs)のトラバーチン(travertine)・石灰華段(Terraces)
    (2)タワールーズベルト(Tower-Roosevelt)のエルク(elk)、野花、熊
    (3)ラマー渓谷(Lamar Valley)のバイソン(bison)
    (4)石化木(Petrified Tree)
  2. 観光にどのくらい時間がかかるか?
    (1)マンモステラスのトレイルはツアーが90分。その後ブラブラして全体で2時間半で十分だろう。ツアーでなければ60分。
    (2)10分(動物を発見してからの時間)。動物を発見するまでの時間は予測不能。
    (3)15分(動物を発見してからの時間)。動物を発見するまでの時間は予測不能。
    (4)駐車してから全体で15分
  3. どういう観光をすれば効率的か?
    (1)レンジャーガイドのトラバーチン(travertine)・石灰華段(Terraces)トレイル散策の時間を調べ、最優先する。カメラ必携。
    (2)(3)レンタカーがなければ、今回のような観光はできないので、レンタカーが必須。カメラ・ビデオ必携。双眼鏡はあってもいいけど、必須ではない。野生動物に遭遇する確率は早朝か夕方が高い(と言われている)。野生動物の発見は簡単である。ドライブしていると、道の両側にたくさんの車(1台の時もあった)が停車している。人々が車から降りて、カメラやビデオを一方向に向けている。向けている方向に野生動物がいる。ほとんどの観光客は大興奮である。ツアーバスは停車はするが(道路封鎖状態なので)、お客さんを降ろすことはない。ツアーバス客は楽しめない。トラックに乗っている地元の業者は、大渋滞は通行の邪魔だとウンザリ顔で通過する。
    車の窓を開け、「何がいるの?」と聞く観光客もいる。「エルク」などと答えると、「エルク」は比較的遭遇しやすいので、興味ないとばかりに通過してしまう。
    10台以上停車していると、かなり見応えのある動物である。今回は、熊とバイソン集団がこのケースだった。2~3台停車だと、そこそこで、今回は、エルクと鹿だった。もちろん、自分が第一発見者になる可能性もあるのだが、現実的には、そういうことはマレだ。
    (4)特になし。
  4. 観光のクチコミ。< >はおススメ度の5段階評価:5は是非、4はなるべく、3は普通に良い、2は時間があまったときに期待しないで、1はやめた方が良い。
    (1)必見。レンジャーガイドのトレイル散策は言葉がわからなくても、見どころポイントに連れて行ってくれるので参加する。木道を歩くので歩きやすい。アメリカ人の反応も面白い。<5段階の5>
    (2)(3)必見。<5段階の5>
    (4)<5段階の2>
  5. トラブル体験:バイソン接近遭遇。
  6. 走行距離:48マイル(77 km)
  7. 経費(宿泊費、食費は除く)、2人分:0ドル。

本日が幸せに満ちた1日でありますよう。
今日も笑顔で!


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